幼児期の子供を持つママから、
どんな運動をさせればよいのか分からない
外で遊びたがらず困っている
運動をさせたいけれど、何をさせたらよいのかわからない
など、自分の子供に対する運動の仕方に困窮している方が少なくありません。
特に2歳くらいから10歳位までの子供は運動能力が著しく発達します。(プレゴールデンエイジ)
この時期に幅広く、色々な運動を経験していくことで、様々な運動が出来るようになっていきます。
そして、自分の身体をうまくコントロールできるようになり、運動が出来ることにより自分への自信にもつながっていきます。
体育やスポーツにも積極的に挑戦できるような心と身体を身に着けられるようになっていきます!
お子さんの運動能力を高めるために、どんな運動をさせれば良いのでしょうか?
今回は、「運動神経が良くなる36の動作」についてお話ししたいと思います。
36の動作とは?
立つ・起きる・回る・組む・渡る・ぶら下がる・逆立ちする・乗る・浮く
歩く・走る・跳ねる・滑る・跳ぶ・登る・はう・くぐる・泳ぐ
持つ・支える・運ぶ・押さえる・押す・こぐ・つかむ.つまむ・当てる・捕る・渡す・積む・掘る・握る・投げる・打つ・蹴る・引く・倒す
これらの動作は色々な遊びの中で複合的に行われています。
例えば鬼ごっこで考えてみるとします。【走る・歩く・よける・くぐる】などの項目が当てはまります。
この様に、子供たちは遊びの中で多くの動く気を習得、洗礼していきます。
何故様々な遊びを取り入れる事が大切なのか
幼児期は運動能力が急速に発達します!多様な動きを身に付けやすい時期です。
この時期に様々な運動刺激を与え、体内に様々な神経回路を張り巡らせていくことが大切です。
それらが発達する事で、以下のようなメリットが生まれます。
とっさの時に身を守る動きが出来る
タイミングよく動けるようになる
力を加減し、コントロールできるようになる
このように、「運動を調整する能力」が高まっていきます。
そして幼児の場合は自発的に様々な遊びを体験し、色々な動きを獲得出来る様にすることが大切になってきます。
幼児期に動きを獲得するには、特定の動きに着目したようなトレーニングではなく、遊びが楽しく自ら様々な遊びをしていくようになれば多くの動きを獲得できるようになっていくでしょう。
文部科学省で実施した調査
文部科学省の調査によると、より多くの友達と活発に遊びを楽しむ幼児ほど運動能力が高い傾向にあることが分かりました。
楽しく身体を動かす遊びは今後、運動を楽しむにあたって基礎的な体力や運動能力を発達させるだけでなく、複数の友達を通して、コミュニケーション能力や、やる気、集中力、社会性や認知能力などを育てる機会を期待できます!
まとめ
発達の個人差が大きい幼児期ではありますが、無理をせず、その子の成長で出来る事から楽しく取り組むことで身体を自然と動かすことが好きになり、運動を気持ちが良い、心地よいものだと感じることで、運動をしたいという意欲に繋がり、より良い成長を促します。
世界保健機関(WHO)をはじめ、多くの国々では幼児を含む子供の心身の健康的な発達のために、(毎日、合計60分以上の強度中~強の身体活動)を推奨しています。
この目安は世界的なスタンダードといえます!
無理なく多様な動きを身に付けられる幼児期に、出来るだけ沢山の体験、経験をさせてあげられると良いですね。
きっと運動から得られる幼少期の経験が、その子の勇気や元気に繋がり、将来の糧になるはずです!