幼児期のお子さんの食事って大切ですよね。
何故大切なのか知っていますか??
具体的に幼児期の食事がどれほど大切かを知る事で、より良い食事の提供に繋がると良いなと思います。
実際大きな目安があったとしてもそれは国によっても違いますし、栄養学などの考え方によっては誤差があるようです。
今回は【幼児期の美味しい食べ物について】ご紹介します!
幼児期に必要なのはバランス
幼児期は乳幼児期の次に発育が盛んな時期ですので、この時期の栄養の良否は成長・発育に大きく影響していきます。
1歳から6歳くらいまでのお子さんの食事で大事なのは量よりも栄養バランス。
バランスの良い食事とはどんな内容か考えていきましょう。
日本人はカルシウムの摂取量が不足しているといわれています。カルシウムは子供の骨や歯の形成に必要です。そして丈夫な体を作るには、身長を伸ばすには栄養+運動、睡眠がとても大切。
不足しがちなカルシウムを摂取するには牛乳1杯(150ml)程度、で150mg摂取出来ます。乳製品が苦手な方は小魚、海藻、大豆や大豆製品、量黄色野菜にも多く含まれています。
カルシウムの吸収を上げるにはビタミンDを摂取すると良いので、日光に当たる(夏は日陰で30分・冬は手足に1時間程度)事をおすすめします。
3歳から5歳ころまでの子供の食事について
新しい食べ物に出会い、良くも悪くも新しい味をどんどん覚える時期になります。子供の食事量に合わせて適量を見ていきましょう。
しかし、子供たちは本能により、脂っこいもの、甘いものを好んで食べる傾向にあります。その本能の赴くままに子供が喜ぶからとスナック菓子や、甘い砂糖の多いお菓子等を食べさせては身体が心配になってしまいます。
清涼飲料水や、甘いお菓子等からの砂糖の取りすぎは、血液中の中性脂肪を増加させたり、虫歯の原因にもなります。また食事が美味しく食べられず栄養バランスが乱れやすくなってしまいます。
脳の神経回路は6歳までに9割完成するといわれています。
この子の人生を少しでも良い物にしてあげたい、と習い事や学習塾に通わせたりと子供を思って色々な経験を与える親心。とてもよくわかります。
しかし、それよりも何よりも大切な食事には意識が回っていない方が少なくないような気がしています。親が考えているよりも食事がもたらす子供への影響は実際にはかなり大きいのです。
働くお母さんが増え、ご飯を作る時間がないこともあります。つい、子供に我慢を、無理をさせたからと甘いものを与えすぎていたり、子供の喜ぶファーストフードやお惣菜、外食などの利用が頻繁な家庭も多いかと思います。
自然に脳や筋肉、血液、皮膚、骨は成長しません。子供の身体を作る材料は食べるものから作られます。
例えば脳神経の発達に不可欠鉄分などは親が与えなければ身長の伸びにも影響をきたしますし、発育発達に問題が生じてくる栄養素もあるのです。
脳や身体は食べ物に含まれる栄養素で作られていきます。
脳の神経回路の9割が完成する6歳までに与える食事について
よりよく筋肉をつけるためにアミノ酸スコアの高い食材を与える
卵・ヨーグルト・肉など
疲れやすい・集中力がないのは鉄不足による貧血の可能性が…。
赤みの肉や魚
魚などのDHAが豊富な食材を与えましょう
脳も身体も著しく大きくなるこの時期にちゃんとした栄養素の詰まった食事の力は大きいです。子供は食事からエネルギーを補給し、その力によって、集中力ややる気を初めて発揮することが出来るのです。
学力と食事の内容に関する研究報告も複数あり、栄養を与えずに結果や成果を出してほしいと願うのは酷な話かもしれません。
栄養素の詰まった食事を知ったりと与え、賢い子供に育てるためにはちゃんとした食事が【何よりもの投資】になっていくのではないでしょうか??
お菓子に成長に必要な栄養素はゼロ。入っていません。それどころか、糖分・塩分・トランス脂肪酸等(体に悪いもの)がたくさん含まれています。何気なく与えているお菓子が子供の健康を害する可能性があることを知っておくことが必要です。
そして、子供の将来を見据えた食育をしていってほしいと思います。お菓子は少し考えて与えていく事が大事です。サツマイモやフルーツなど、身体に栄養のあるもので代用していくことをおすすめします。
現代の子供は血糖値やコレステロール値、尿酸値などで引っかかる小学生が多い様です。見た目ではわかりずらく中身がメタボリックシンドロームになっている肥満の子供が多いのが現状です。
将来を見据えて
1日に魚・肉・大豆製品・卵・乳製品の5大たんぱく質をとり、量黄色野菜、淡色野菜など多く取り入れた食事を与えていくことが理想です。
なかなか仕事等大変な毎日ですが、子供の成長と向き合っていられるのは、ほんの10年、15年。あっという間です。
その間に成長に合った食事を与えてあげることで自分自身の身体を健康に保つ事に意識を向けることが出来る様になり、自身を大切にする心にも繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
食育から伝わる親心。
ちゃんと子供の成長を考え、工夫を凝らし、健康への想いを込めた食事は、いくら今が大変であったとしても、その後の子供の心には、大切に育ててもらったという思いが届く事でしょう。
身体と心を作る土台は家庭にあるのです。
今回は【幼児期の美味しい食べ物について】ご紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました!